読書記録

日付:04・10

書名:批評の事情

著者:永江朗

出版社:ちくま文庫

購入理由:批評の題に惹かれて

価格:820

発行日:2001・9

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内容:

「批評の事情−不良のための論壇案内」(永江朗、ちくま文庫、820円)という本を読みました。

 

なぜ「批評」かというと、いろいろ庭を見るのにもう少し「批評的」に見るようにしたいと思ったからです。とにかくまともに文系の勉強をしていませんから、「批評」も「批判」も、まったくその方法を知りません。

「批評」とついた本を読んだら少しは批評が身に付くかと思いました。

そして、この本の冒頭に<批評とは、「それは何なのか」という問いを持続させつつ、対象を体系の中に位置づけ、それを検証していこうという意思である。>とありました。私が庭を批評的に見るためには、まず体系を身に付けなければいけないことが判りました。前途ほど遠し想いを雁山の夕べの雲に馳す、です。

 

この本は、社会、時代、芸術、サブカルチャー、文芸のジャンルに分けて44人の評論家をとり上げています。特筆すべきは、対象を1990年代になってデビューもしくはブレイクした人に絞っていることです。

参りましたね。その中で私が名前だけでも聞いたことのあるのが12人、1冊でも著作を読んだことのあるのが2人だけでした。つまり私は完全に老人なのだとつくづく悟らされました。

皆さん世に出た評論家ですから、既に多くの書物を出版しています。44人で500冊くらい上がっています。30台前半で10冊も出している人もいます。すごいのです。多くの人が認めているから本も出るのでしょうy。そして私の読んだのはたった2冊でした。

 

今後名前を覚えておきたいと思ったのは以下の諸氏です。

社会−山形浩正、日垣隆

時代−大塚英志、武田徹

建築−五十嵐太郎

文芸−豊崎由美、坪内祐三

 

 

追記

ご同輩でまだ現役で教えていらっしゃる方がいますが、若い人に伍してゆくのはどんなに大変なことかお察しします。