伊豆のストーン・ウオール

 

私の住んでいる伊豆高原あたり一帯は大室山噴火の溶岩地盤です。
それで庭の塀や門柱に溶岩を使っているところが多くあります。
その幾つかをご紹介します。


ただ石積みはあるけれども溶岩での石組みはありません。
溶岩では石組みは出来ないのか、
それとも伊豆の庭師には石組みの技術がないのか。

三菱マテリアルの寮です。

こんなに高く積んだ擁壁は珍しい。

さすが伊豆でもこんなゴロ石を積んだだけの庭は珍しい
つい最近のお庭ですが、こんなに丁寧な積み方は
他に見たことがありません。

これは石積みというより石貼りかなあ。

   
大きな門柱の石です。最近はこれほど大きな石は見られません。
ここは積んだというより残したのですね。
   
ちょうど工事中であった。0312

400坪くらいの庭であるが、やはり「庭は園路から」という
PCCの主張を裏付ける光景だ。

ここに園路がなかったら、庭主は何から庭造りを始め
られるだろう。

造成して分譲する前はこういう状態だったと思われます。
徳造丸(魚屋、食堂、干物屋のチェーン)が135号沿いに
人工の滝を作りました。これが唯一石組みか。
伊豆高原の桜並木というこの辺ではメインストリートですが、昭和38年当時この岩を除去出来なかったようで、路に張り出して残っています。

伊豆急の人に聞いたらこの当時は発破で砕いて作業したそうです。今は発破は許可されません。

池街道というこの辺の幹線ですが、やはり岩がネックで車が離合出来るだけの道幅を確保していません。

 

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